「CASE STUDY#5」竹田登壇レポート/広報の記録

2024年7月12日に大阪で開催された「CASE STUDY#5」に、弊社代表の竹田が登壇いたしました。今回は、登壇の様子や内容について一部紹介していきます。

◆デジタルクリエイティブの舞台裏を明かすトークイベント「CASE STUDY」

 

Web・アプリ・グラフィック・映像・インスタレーションなど幅広い制作を行う株式会社STARRYWORKSさんと、Webサイトの戦略立案から設計・制作・運用まで担う 株式会社MEFILASさんが、共同主催で運営する「CASE STUDY」。2022年より開始されたこのイベントでは、毎回テーマに沿ったクリエイターを3名招き、オフラインとオンラインで参加できる形式で行われます。業界で活躍する方々が登壇するため、オフラインでの参加は抽選になるほどの人気です。
2024年には全国から200名以上のクリエイターが集まる大新年会が開催されるなど、まさに注目のイベントです。

 

▲開催前の様子、弊社ブランディングサイトのキャラクター「モンブー」も皆さんに挨拶

 

今回の「CASE STUDY#5」は「こどもとデザイン」をテーマに開催されました。登壇者は、株式会社unouplus代表の戸田さん、株式会社BUTTON代表の浦谷さん、そして弊社代表の竹田です。

 

▲開催前の様子、株式会社TRACEの加藤さんと名刺交換する竹田

◆テーマ「こどもとデザイン」についての登壇内容とは

▲株式会社unouplus(ウノウプラス)代表の戸田さん


株式会社unouplusさんは、親子で遊べるアプリの開発やWebサイトの制作を行っています。また、アプリやサイト内で使用するイラストやキャラクター、アニメーションの制作も手掛けています。登壇ではアプリ開発についての説明に加え、「かみなしばい」
のアプリを使ったオリジナル物語の発表がありました。このアプリは2台あれば読み手と聞き手に分かれて遊べますが、このときは4台を使用。アニメーションが連動しつつ、それぞれの画面に異なる絵が映し出され、参加者は終始釘付けで見入っていました。
「かみなしばい」について▷ https://kaminashibai.unouplus.com/

 

▲株式会社BUTTON代表の浦谷さん


子ども向けデジタルコンテンツの企画・制作を行う株式会社BUTTONさんは、3日間で延べ7,800人が訪れた、親子で楽しめるイベント「みっけ展」の体験型デジタルコンテンツを企画制作した会社です。今回は、コンテンツ企画制作において、子どもの興味関心を引き出すための工夫や、企画段階での考え方について話を伺うことができました。登壇後には「どうしてこんなにも子どもを魅了できるのか」という質問もありました。
「みっけ展」について▷ https://btn-inc.jp/works/mikketen.html

錚々たる顔ぶれのなか、竹田は「うおみこども園」Webサイト制作について話をしました。

▲登壇前の竹田

◆「うおみこども園」のWebサイト〝ちょっと変だぞううおみえん〟の制作について

「うおみこども園」は、鹿児島県指宿市にある保育園です。登壇内で竹田は、「いい意味で普通な、真面目で素敵な保育園でした」と述べています。今回の登壇では、「なぜサイトのメインカラーが黒になったのか」「イラストがおばけになったのか」「どうやってこの企画を通したのか」といった質問に答えながら、制作の過程を話しました。
その一部を少しご紹介します。


 

 

・まずは、モンブランが制作で大切にしていること、「軸」となる「言葉」

モンブランでは制作の最初に、「プロジェクトの核心となる言葉」を決めます。「うおみこども園」では〝ちょっと変だぞううおみえん〟という言葉です。この決まった「言葉」をプロジェクトの軸として、デザインや制作の全ての方針をこの「言葉」に基づいて進めます。この「言葉」は、ヒアリングや現地の視察を行い、具体的な目的や現場の雰囲気から決めます。
今回の「うおみこども園」は、ライターの福永あずささんがクリエイティブディレクターを務めました。

▲登壇で使用したスライドの一部

▲登壇で使用したスライドの一部

▲登壇で使用したスライドの一部

・「言葉」である軸をベースに「表現方法」のイメージを決める

「言葉」が決まったら、それに基づいてイラストや写真の「表現方法」をおおまかにイメージします。「言葉」は変えませんが、「表現方法」は柔軟に考えます。このときも、最初は「おばけ」のイラストはイメージしていませんでした。イラストレーターの竹添さんが制作したイラストを見て「おばけ」が「言葉」に合っていることから起用することになりました。「言葉」を軸にして制作したイラストや写真を、ふんわりとしたイメージの「表現方法」に調和させ、デザインを完成させていきます。

▲登壇で使用したスライドの一部

▲登壇で使用したスライドの一部

 

このように、今回の登壇では「言葉」を軸にした表現方法から、今のサイトデザインが決まるまでをより具体的に話しました。

▲クリックすると「うおみこども園」のサイトへ

 

▲登壇後の様子、主催のMEFILAS代表の川崎さんと、STARRYWORKS代表の木村さんと談笑する竹田

◆テーマ「こどもとデザイン」について登壇者3名でクロストーク

各登壇が終了すると、最後にクロストークが行われました。質問内容は事前に知らされていないため、それぞれの登壇者の考えや思いをそのまま感じ取ることができます。このときの質問には、「自分が子どもだった頃の経験や思い出が、今のデザインに影響を与えていますか」「こどもに関わるデザインには『遊び心』が大切だと思いますが、どのように取り入れていますか」などがありました。

◆今回の登壇についてのまとめ

竹田は普段あまり多くを語る方ではありませんが、今回の登壇では弊社スタッフからも「普段聞くことのできない深いところまで知ることができた」という声がありました。そのため、私たちにとっても貴重な機会となりました。

また、同じテーマについて、それぞれのクリエイターさんがどのように考え、制作をしているのかを知ることができ、大変勉強になりました。この経験を今後の制作にも活かしていきたいと思います。

今回の登壇にお声をかけてくださった、主催運営の株式会社STARRYWORKSさんと株式会社MEFILASさんに心より感謝申し上げます。この場をお借りしてお礼いたします。

◆「CASE STUDY#5」アーカイブ動画/YouTube

◆(おまけ)イベント終了後は、二次会も

イベント中には聞けなかったことや、参加した皆さんと名刺交換ができた二次会。大阪での時間はとても楽しく、普段なかなかお会いできない皆さんと話ができとても嬉しい時間でした。ありがとうございました。

また大阪に行きたいな(by広報)