「いまはSNSでなんでも発信できる時代。ホームページって、もういらないんじゃない?」そんな声を耳にする機会がありました。
たしかに今は、企業も個人もSNSを使って、気軽に情報を届けられる時代です。でも私たちは、だからこそホームページには“ホームページにしかできない役割”があると考えています。
今回は、モンブランが考える「企業にとって、ホームページが果たす5つの役割」についてお話ししていきます。
①SNSでは伝えきれない“企業の中身”を届ける玄関口
SNSは、日々の出来事やリアルタイムの情報を発信するのにとても優れたツールです。
ですが、情報がタイムライン上にどんどん流れていってしまうため、企業としての考えや実績など、深く伝えるには少し物足りなさがあるように思います。実際、私たち自身も「この会社ってどんなことをしているんだろう」「信頼できる企業なのかな」と気になったとき、まずホームページを探して見にいきます。
そのため今は、SNSで認知してもらい、ホームページで“もっと深く”知ってもらう、この流れが自然であると考えています。
②ホームページは、ブランドの“らしさ”を伝える「ブランディングの核」
ホームページは、情報を届けるだけでなく、第一印象を左右するデザインや使いやすさも、信頼につながる大切な要素です。
「きちんとしている会社だな」という印象は、伝える内容だけでなく、その“見せ方”からも自然と伝わってくるものだと思います。文章のトーン、写真の雰囲気、配色、レイアウト…あらゆる要素に、その会社らしさ=ブランドの考え方や姿勢がにじみ出るものです。
訪れた人に「この会社って、こういうことなんだ」と自然に感じてもらえる設計が、まさにブランディングの一つであると、私たちは考えています。
③採用における「企業カルチャーの可視化」としての役割
求職者が企業を選ぶ際は、以前と比べて変わってきていると感じています。
給与や条件だけでなく、今は「どんな人が働いているのか」「自分に合いそうな雰囲気か」といったカルチャー面を重視する方が増えています。
そのため、ホームページでは求職者が知りたい情報、社員紹介や社内制度、オフィス、代表メッセージなど、会社の“空気感”を伝える場所として、ホームページは採用の入り口としての役割を持っていると考えます。また、興味を持ってくれた方がスムーズにコンタクトできるよう、お問い合わせや応募への動線の設計も大切です。
④検索経由で“まだ出会っていない人”とつながるきっかけに
SNSは既にフォローしてくれている人には届きやすいですが、これから出会う人に向けた発信となると少しハードルが高くなります。そもそもSNSを利用していない方も少なくありません。その点、ホームページは検索エンジン経由で“今はまだ出会えていない人”との接点をつくることができます。
たとえば「ロゴ制作 福岡」「採用ブランディング 事例」など、具体的なキーワードで検索している人に、ホームページを通じて自社の実績や強みを届けることができます。ブログや事例などを継続的に更新していくことで、SEOの効果も高まり、「こういう分野に強い会社なんだ」と知ってもらうきっかけになります。
⑤社内での共通認識としてもつ自分たちの在り方を知る場
少し意外に思われるかもしれませんが、ホームページは社外に向けたツールであると同時に、社内のためのツールでもあります。
会社のビジョンやミッションを言語化して発信することは、外部へのメッセージであると同時に、働く私たち自身が「自分たちは何者で、どこを目指しているのか」を改めて見つめ直すきっかけにもなるからです。
実際に、「ホームページを見て、自分たちの会社の考えを改めて知ることができた」といった声をいただくこともあり、組織としての軸や価値観を共有する場としても、ホームページが果たす役割はとても大きいと感じています。
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SNSは“日々のつながり”
ホームページは“信頼を育てる拠点”
この2つをうまく使い分けることが、これからの企業コミュニケーションではますます大切になっていくと感じています。また、SNSはあくまで“借りている場所”であることも忘れてはいけません。サービス自体の仕様変更など、自分たちではコントロールできないこともあります。ホームページを拠点とし、目的にあったSNSを、適切に活用していくことが必要です。
モンブランが大切にしているのは、「つくること」よりも「届けること」
私たちモンブランでは、目的や課題にあったご提案をするため、お客さまとの対話を大切にしています。「ホームページをつくりたい」というご相談であっても、その背景にある想いや課題を丁寧にひも解いていくと、実はホームページが最適な手段ではないケースも少なくないからです。
私たちが目指しているのは、「ホームページをつくること」ではなく、お客さまの課題を解決し、世の中に届けること。そのために、時にはご依頼とは異なる方向性をご提案することもあります。
ホームページは、あくまで“手段のひとつ”として、グラフィック、コンセプト開発、コピーライティング、ロゴ、映像制作、商品開発、パッケージデザインなど、プロジェクトごとに提案を行い、企業やサービス、ブランドが「ながく愛され、望まれるもの」へと成長していくため、幅広いクリエイティブでお応えしています。
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