はるかの営業日報

この物語は何でもやると噂の、
架空のブランディング会社「MONSTAR」で起こる
リアルでファンタジーなストーリーである。

※単なるSEO対策のコンテンツです。ごめんなさい。

登場人物

  • 佐々木

    佐々木

    新卒でMONSTARに入った意識高い系新入社員。キラキラした世界に憧れている。
    しかし根はヤンキーで負けず嫌い。死ぬこと以外かすり傷だと思っている。

  • つちや

    つちや

    高卒叩き上げで業界に入った先輩社員。学校や本で学ぶようなアカデミックな理論ではなく、現場で見聞きし自らの経験から語る。

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3C分析

つちや

つちや

よし、佐々木。

今日は3C分析の勉強をするぞ。

佐々木

佐々木

なんすか藪から棒に。

つちや

つちや

いま、わたしはめちゃくちゃ眠い。
だから眠気覚ましに付き合え。

佐々木

佐々木

新手のパワハラww

つちや

つちや

よし。

まず、私たちブランディングを仕事にしている会社にとって必要なことって何だと思う?

佐々木

佐々木

ユニークな創造性!みんなが驚くようなアイデア!

とかですか??

つちや

つちや

ブッブー!思った通りの回答だな!

正解は「事実」を集めることだ。

佐々木

佐々木

事実、、、探偵みたいですね。

つちや

つちや

事実を知らないと前提条件を間違ったままクリエイティブを展開してしまう。

それはグラグラの地盤の上にホテルを建てるようなもんだ。

そのために「3C分析」がめっちゃ役立つ。

佐々木

佐々木

3C分析??

またややこしそうな単語っすね。

つちや

つちや

3C分析とは「Customer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)」の3つの頭文字を取ったもので、マーケティング環境を抜け漏れなく把握するためのフレームワークだ。

分析項目をざっくり言うとこんな感じ。

 

①市場環境・顧客

・業界の市場規模

・市場の成長性

・顧客ニーズ

・顧客の消費行動・購買行動

 

②競合環境

・競合各社の現状シェアと推移

・各競合の特徴(採用している戦略・保有リソースなど)

・競合の業界ポジション

・新規参入・代替品の脅威

・自社が特に注意すべき対象となる競合企業(主要顧客層、商品特性が似ている、など)

・注意すべき競合対企業と特徴と今後想定される行動(自社への対抗手段など)

 

③自社環境

・自社の企業理念・ビジョン

・既存事業・自社製品の現状(売上、シェア、商品ラインナップ、戦略、など)

・既存ビジネスの特徴、強み、弱み

・ヒト・モノ・カネの現有リソース、強み、弱み

・資本力・投資能力

佐々木

佐々木

うぅ、なんと複雑な、、、、。

つちや

つちや

いままで何となく把握していた自社や競合の状況を、

事実ベースでしっかりと分析するために3C分析が必要なんだ。

 

そして3C分析を行う時は「なんとなく」ではなくて

きちんと「事実」を集めること。

 

例えば自社の強みや弱みも社長が思い込んでいるだけの場合もある

社内外の人ときちんと議論して、それが事実かを見極めることで分析の精度が上がっていくんだ。

 

場合によっては市場調査や競合調査を外部機関に依頼することも多い。

この辺の精度が上がるほど、その上に構築するクリエイティブが活きてくるってことだな。

佐々木

佐々木

・・・・・・・・Zzzz😴😴

つちや

つちや

よし!眠気も醒めたし明日の提出の提案を詰めるか!!!

補足とポイント!

モンブランMEMO

マーケティングの基本的なフレームワークである3C 分析ですが、
マーケティング会社や部門がある会社じゃないと活用しているところが少ないのが実際です。

事実を基づいて考えることをファクトベースと言います。
3Cで集めたファクトは、その先のSWOT分析等の戦略を考える際に非常に役立つことになります。

そして、このファクトを集めるのが実はとても難しい。
なぜなら自社のサービスや商品は自分の子どものように色眼鏡で見てしまい客観的視点を失って近視眼的になってしまうからです。

よって、ファクトベースで考えるためには外部の有識者や逆に素人の方の意見を大事にしつつ分析していく必要があります。

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