PRと広告
NIPPOU THEME
PRと広告の違い
つちや
だから！それは広告じゃなくてPRなんだよ！
佐々木
ひぃー！！！！
ノダ
あらあら朝から激しいねぇ〜
佐々木
ノダさん助けてぇ〜
つちや
何回言ってもPRと広告の違いを理解しないからだろ！
佐々木
え〜だって似てるから
ノダ
まぁまぁ。
確かに似てる部分が多いよね〜
業界長い人もごっちゃになってる人結構いるよ〜（笑）
つちや
じゃあ、業界長いノダさん小学生にも分かるように説明してもらってもいいですか？
ノダ
うーん。難しいな（笑）
基本的に広告は「お金で買う」もので人の欲求を刺激することが目的で
PRはお金で買えない「心」を動かすものかなぁ
つちや
なんかポエミーですね。
佐々木
でもPRにもお金をかけますよね？
それって広告じゃないんですか？
ノダ
そうなんだよね（笑）
広告は新聞やTVの枠を買って直接的な費用が発生する。
一方、PRはPR活動にお金をつかって、結果的に新聞やテレビの取材が来るという流れで
結局どちらも費用がかかるという点は同じだね。
つちや
大きな違いは広告は発信する側がコントロールできるのに対し
PRはどこが取り上げられるかはメディア次第っていうところだね。
なので、結果的に自社の利益よりも社会貢献などの方向になっていくな。
佐々木
え、それめっちゃいいじゃないですか！
ノダ
年々消費者のリテラシーが上がってきて広告は効きにくくなってきていると言われているんだ。
若い世代は「広告はスキップするもの」「広告がウザいからコンテンツをみない」という感覚が強くなっているし録画でCMスキップしたり、やっとリアルタイムでCMが届けられると思ってもスマホ見てるからね（笑）
その流れから昨今はPRに注目が集まってる。
「自分のために」じゃなくて「誰かのために」が求められる時代になっているのかもね。
つちや
例えば、
カロリーメイトやキットカットが受験生を応援するPR活動をしたり
地方自治体もただ人を集めるだけじゃなくてサスティナブルなイベントを実施したりと
利他を目的として結果的に自社に還元されるっていうモデルになってきてるな。
佐々木
ほうほう。
ということはこのPRの考え方をマスターすれば合コンでの立ち回りも見えてきそうですね。
ノダ
すごいあざとい女になるとおもうよぉ〜
多くの企業が広報を頑張っています。
とはいえ今はPR戦国時代、大きな企業から個人商店までメディアやインフルエンサーに取り上げられるようPR活動を行っているため難易度が上がっているのが現実です。
広告が悪、PRは善という二元論ではなく、
目的に応じて使い分けることが重要です。
特にPRは効果を出すために「狙いすぎたPR」になってしまうこともあり
やりすぎるとブランド価値を下げてしまうこともあります。
あくまで地域や社会貢献という軸はブラさず、顧客との関係性を地道に作り上げていくことが重要です。
例えば商店街の飲食店が毎日朝からゴミ拾いを行うのも素晴らしいPR活動の一貫です。
ゴミ拾いをしている姿を見ている人はきっといて、どこかで誰かに伝えているはずです。
