はるかの営業日報

この物語は何でもやると噂の、
架空のブランディング会社「MONSTAR」で起こる
リアルでファンタジーなストーリーである。

※単なるSEO対策のコンテンツです。ごめんなさい。

登場人物

  • 佐々木

    佐々木

    新卒でMONSTARに入った意識高い系新入社員。キラキラした世界に憧れている。
    しかし根はヤンキーで負けず嫌い。死ぬこと以外かすり傷だと思っている。

  • ノダ

    ノダ

    業界12年のウェブディレクター。広く浅くをモットーに業界で上手に生き残っていく術に長けている。

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STP分析

ノダ

ノダ

ふんふんふ〜ん♪
ゴリラの胸板〜♫

佐々木

佐々木

ノダさん!ちょっと相談してもいいですか!

ノダ

ノダ

うわ!びっくりしたー!

佐々木

佐々木

私の友人が独立してフリーランスになったんですが、

うまくいってないみたいで、アドバイスを頂けたら嬉しいです・・・

すごくデザイン上手でいい子なんです・・・

ノダ

ノダ

なるほど〜!

フリーランスは制作スキルだけじゃ難しい部分もあるからねー

よし、いい方法を授けよう。

佐々木

佐々木

おぉ!あるんですね!さすが!

ノダ

ノダ

たぶん、その友達は

「STP分析」をすると自分のやるべきことが明確になるかもしれないね〜

佐々木

佐々木

えすてぃぴー分析っすか??

ノダ

ノダ

セグメント、ターゲティング、ポジショニングの略で
まずは自分の業界を切り分ける(セグメント)して、その中からお客さんにしたい層を選ぶ(ターゲティング)そして最後に自分がどの位置で戦うかを決める(ポジショニング)という風に考えていくんだ。

佐々木

佐々木

うーん。何となく分かるんですが難しい。。。。

ノダ

ノダ

例えばみんな知っているユニクロならこんな感じだね!

 

セグメント:ファッション業界を高級、お手軽、機能性、個性的など切り分けていく

ターゲティング:切り分けた分類からターゲットを選定する、ユニクロの場合は「気軽さ」や「選択肢の多さ」

ポジショニング:その結果、ユニクロのポジショニングは「シンプルなデザインで選択肢が多くお手軽な価格」といえる。

 

割とみんなSTPがフワッとしてて、適当にダーツしているような状態も多いんだよね。

ダーツする時も、大体どの辺かアタリをつけてターゲットを絞って、狙いやすいポジションで投げるでしょ?

佐々木

佐々木

あーなるほど!

確かにユニクロはTシャツだけでも凄まじい色数ありますね!

ノダ

ノダ

前提のセグメントでしっかりと業界分析が出来ていれば、その後のターゲティングとポジショニングが上手くいく、ターゲティングとポジショニングを正確に把握するためには自社の強みや独自性を認識する必要があるね。

 

ユニクロの場合、圧倒的な生産力と販売網があるからニッチな色やサイズをつくっても買ってもらえる。

ほとんどの商品のサイズがXS〜4XLまであったり、色数も多彩だね。

これを小さな会社がやろうとすると受注生産になってしまったり、1商品あたりのコストが上がって商品価格が高騰してしまう。

 

まさにユニクロだからできるSTP戦略だね。

佐々木

佐々木

お、おそろしい。

他のお店全部潰れちゃいそう・・・

ノダ

ノダ

そういうわけでもないよ。

確かにユニクロの存在はファッション業界の生態系を変えてしまった側面はあるけど

ユニクロのSTPには「個性」を求める人をターゲティングしていない。

シンプルで無個性にすることで、誰にでもそれなりに似合う服は作れるけど、

セレクトショップや古着のような個性を強みとすることは難しいんだ。

 

そこがSTPの面白さでもあるね。

佐々木

佐々木

ほぇ〜まさにサバイバル術ですね・・・

補足とポイント!

モンブランMEMO

戦略の要素が強いSTP分析は本来3C分析やSWOT分析などの環境分析のあとに策定することが多くあります。
しっかりとSTP分析を行うことでターゲットが明確になり、その後の4P(マーケティングミックス)において効果的な施策を打つことが可能になります。


クリエイティブを展開する際もSTPは重要で、きちんと制作前に策定できていないと、せっかく素晴らしいクリエイターを揃えてもまったく見当違いの表現になってしまうこともあります。


STPはいわば航海の羅針盤のような役割を果たすとも言えます。

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